内部監査室の主な役割は、取締役会および経営陣を補佐し、内部統制システムの欠陥を検証・確認することにあります。業務の有効性および効率性を評価し、報告の信頼性・適時性・透明性および関連法令との整合性を確保することを目的としています。さらに、内部統制制度の持続的かつ効果的な実施を支えるため、改善の提言を行い、既定の手順に基づいて内部統制体制を見直し・是正する手段として機能します。
1. 内部監査室の独立性および報告体制 内部監査室は独立して運営されており、直接取締役会に報告を行います。主任監査人の任免は監査委員会の承認を必要とし、その決議は取締役会に提出されます。現在、主任監査人を1名任命しています。会社の規模、経営上の必要性、および関連法令に基づき、適任の監査担当者を配置し、必要に応じて相互に代理を務めます。
2. 監査担当者の任免・評価・報酬について 監査担当者の任用、解任、評価および報酬は、当社の「従業員採用管理規定」、「報酬管理規定」、「業績評価管理規定」、「退職管理規定」に従って管理されています。各監査人は年1回、会社の方針に基づいて評価を受けます。主任監査人はこれらの事項について、取締役会長に承認を求める責任を負います。これらの規定は、当社ウェブサイトの「内部規程」セクションにて公開されており、ご参照いただけます。
内部監査業務
1. 内部監査室は、リスク評価に基づいて年次監査計画を策定する責任を負っています。 この計画は、潜在的リスクや課題に対応するための監査実施の指針となります。また、プロジェクト監査では、内部統制システムの実施状況を評価し、それが企業運営に効果的に統合されているかを重点的に確認します。
2. 監査担当者は、監査結果を監査報告書にまとめ、関係する管理者および監査委員会に共有し、改善状況を継続的にモニタリングする責任があります。
3. 監査担当者は、その職務を遂行するにあたり、常に独立した公平な立場を維持しなければなりません。監査の進捗状況については、定期的に取締役会および監査委員会に報告することが求められます。